RC梁のふかしの作成方法

大まかには下記2タイプがある。

A,削って作る(梁とふかしは一体)

B, 躯体とふかし部分を別々にモデリング

Aはファミリの設定や開口部の設定が必要な反面、パラメータでふかしを調整でき、Bは感覚的にわかりやすいが、パラメータでふかし厚を設定できない難点がある。

実務では、作業者のレベルも考慮してデリング方法を判断する。

 

A、削って作る(梁とふかしは一体)

1.コンポーネントファミリで最大のふかし量の高さで梁を作成
2.構造タブ>開口部パネル>面で削る


<メリット>
・指定点高さで上端と下端のレベル表示ができる
・コンクリートボリュームが算出できる
・集計表でふかしを検索できる


参照

Revit Peeler: 梁のふかし~削ってつくる

Revit Peeler: RC梁を作成する(1)

 

 

B、躯体とふかし部分を別々にモデリング

 1.コンポーネントファミリでふかしなしの寸法で作成。

2.建築タブ>構築パネル>インプレイスを作成で、ファミリカテゴリを構造フレームにしてふかし部分を作成

ちなみに、Revit2021のサンプル構造モデルはBのプロセスで作成されている。

<メリット>
・感覚的に分かりやすく、ファミリにふかしの設定をする必要がないので、初心者にはやりやすい。