Archi-Future 2022
Humanizing Spaces / Hetherwick Stuido
<問題意識>
- 近年は感情に働きかけてくる個性的な街が減った。
- 街のフラット化に問題意識がある。
- 視覚的な刺激が脳活性化に必要。退屈なフラットなものは脳に悪影響。
- 愛情のない建築は長く使われない。
- 暮らす人の感情にどのように働きかけるかを大事にしている。
g code deapartmentを会社に設けており、IT関連や建築設計のリサーチを行っている。
「こもれび」を出す自由形状 / 佐藤淳
- リンプル(凹み)があると座屈して、ぺこっと曲がらずに飛び移る。
- こもれびのスペクトルを抽出して、それに近いようにデザインする。
- 例えば、サニーヒルズでは、森のスペクトル(光)と同じにルーバーを調整して、森の空間に近いと言える空間を作っている。
投資ビジネスの視点から見た建設スタートアップへの期待
- 世界的には、建設テックのスタートアップ投資が2009年と比較すると投資額60倍
- 投資額はどんどん増えており、今後も増える見込み
- 1億ドルを超えるビッグベンチャーもある
- 「課題を深いときに、それを解決した時のリターンが大きい。」
紙・Excelを中心としてコミュニケーションがスムーズにいっていない。どの産業でも当てはまる。
例えば、介護領域は従来は大量の紙による運用業務をデジタル化し、分析可能な状態であった。
現状の介護データは請求関連のみx紙資料x別資料に点在の三重苦。
先端技術を活用して、事業所の現場業務を効率化しながらデジタルデータに変えていく。
Ex.紙に入れたデータをデジタル化するだけで価値を生む。
→建築で言えば図面。
・各産業で既存産業xDXの流れがある。
・最も重視しているのは、「大きな時代の方向性に沿った事業かどうか」
大きな時代の流れ > 戦略
・変化を引き起こす因子を見極めることが重要
・ex. メルカリ:C to Cだから消費税がかからない。消費税が上がるほど、C to Cに向かう。→車や家もC to Cに向かうはず
2024年問題:残業の上限が撤廃される。
・「建設の知識」x「ITの知識」が人材価値が高い。リターンも大きい。
・大きな時代の方向性はどう見極める
→因子を見極めて、1つ1つの事象を深く考えるのが重要。
・建設業の研究投資
他産業と比べて、売上高研究開発比率が0.5%と非常に低い。
・自社が未来において実現すべき姿を具体的にイメージする。
→GAPを可視化し、それらをどのように埋めるかの戦略を立てる
・大企業とスタートアップの協業が上手くいく場合
大企業がスタートアップのサービスを利用するのが大事。